えびすい@ALPHA公式ブログ

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「未来のチーム」の作り方は二重に楽しめるオウンドメディアだ


『「未来のチーム」の作り方』藤村能光著・扶桑社刊
『「未来のチーム」の作り方』

お世話になります。えびすい@ALPHAです。

ぼくは、「ギガ盛りブログ飯」というオンラインサロンに入っています。

くわしくはこちら。

lounge.dmm.com

「ギガ盛りブログ飯」のメニューの一つに、書籍を無料で提供していただけるかわりにレビューを書く、というのがあります。

今回は、扶桑社さんから恵贈いただいた『「未来のチーム」の作り方』について書きました。

ちょっと文体変えます。

さて、この本について語るにはまず、「サイボウズ式」とサイボウズ株式会社について話しておく必要があるだろう。

「未来のチーム」の作り方と「サイボウズ式」

オウンドメディアの成功例としてよく引き合いに出されるサイボウズ式は、kintone(キントーン)などのグループウェア製品で知られるサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアである。

オウンドメディアとは、『「自社で保有(運営)するメディア」を指し、自社で100%運営できるメディア』だ。

サイボウズ式は、「新しい価値を生み出すチームのメディア」として著者の藤村能光さんが編集長をされている。

その藤村さんが、編集部というチームを育ててきた経験に基づいて、チーム作りの考え方と方法論を縦軸に、方法論の実践例として自社のkintoneやGaroon(ガルーン)をどう活用しているのかを横軸に語られているのが本書である。

kintone.cybozu.co.jp

チームで一番重要のは「心理的安全性の確保」

藤村さんは、チーム作りの際に一番重要なのが「心理的安全性」だという。

心理的安全性とは、不安や恐れを感じることなく、発言や質問ができる環境や関係性のことを意味する。効果的なチームに関してGoogleが発表した資料にある、そこそこ知られている法則らしい。藤村さんの言葉をそのまま引用すると、『チームのメンバーそれぞれが、自分自身を「ありのまま」にさらけ出し、それをお互いが受け止め合える状態のこと』だ。

本書の核心部分はここだろう。

『心理的安全性を担保したチーム作りを心がけたところ、メンバーからの発言が増えてチーム内の意見交換が活発になりました。あきらかにディスカッションの質も量も改善した』という。

引用した記述はどちらも、『第2章 チームの土台は「情報のオープン化」』から。

では、心理的安全性を担保したチームにするためになにをするのか、を受けて最適なコミュニケーションツールを導入すればいい、サイボウズ式ではkintooneを使ってますよ、詳しくは4章の「仕組み」の話へ、と続くのだ。

参照:「効果的なチームとは何か」を知る

rework.withgoogle.com

未来のチームを実現する9つの仕組み

たとえば、仕組み3の成果物の「できあがる過程」を共有&保存する、について。

オンラインにマニュアルをあげて参照できるようにしている会社は多いだろう。

サイボウズ式では、記事の企画書が立案された時から記事公開されるまでの過程で、編集部内でかわされたコメントの書き込みがkintooneで企画書ごとに容易に閲覧できるようになっている。

また、各プロジェクトにおいては担当者に決定権限があり、さらに抱えている仕事量に基づいて流動的に「決める人を決め」られるようにする、「何を聞いてもいい場所」を用意するなど、アナログでもできそうでいて、しかし難しいことをkintoone上に設けて容易に実現している。

コミュニケーションツールを導入する企業は多いだろう。

しかし、うまく運用できていないところも多いだろう。

4章ではコミュニケーションツールをどのように使うか、そしてそれはkintooneでどのように実現しているかを9つの仕組みごとに解説している。

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よく練られた書籍版オウンドメディア

オウンドメディアという言葉は企業が直接発信するウェブメディアを指す言葉として近年よく使われるが、自社発行の広報誌やパンフレットなどの紙媒体も含まれる。

『「未来のチーム」の作り方』はサイボウズ株式会社とそこでの働き方を紹介する書籍版オウンドメディアでありつつ、チーム作りのハウツーと、それにマッチするkintooneというコミュニケーションツールの利用法のヒントが得られるビジネス本としても成立している。

本書をサイボウズ株式会社の広報誌や商品紹介冊子として手にとる人はほとんどいないだろう。

サイボウズ式は最も成功したオウンドメディアと評されている。

『「未来のチーム」の作り方』もまた、最も成功した書籍版オウンドメディアになるのではないだろうか。

《働きやすさ》を考える メディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方

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蛇足または宣伝

文体、もどします。

じつはぼく、藤村さんと共著を出してるんです。

デジタルマーケティングに関して、オウンドメディア分野での藤村さんほか、5つの分野それぞれの専門家が執筆を担当した「販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。 小さな予算で最大限に知名度と成果を上げる6つの宣伝術」。

長っ。

内容はこんな感じです。

CHAPTER1 Webプロモーションとは

CHAPTER2 ランディングページ

CHAPTER3 リスティング広告

CHAPTER4 SNS・インフルエンサーマーケティング

CHAPTER5 アフィリエイト・ブロガーマーケティング

CHAPTER6 オウンドメディア

CHAPTER7 ポータルサイト・Googleマイビジネス

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  • 作者: 敷田憲司,池田益己,田美智子,鈴木利典,藤村能光,戎井一憲,染谷昌利
  • 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
  • 発売日: 2019/04/02
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