お世話になります。えびすい@ALPHAです。
いっちょまえにTwitter、Facebook、Instagramをやってますがバズったことはありません。
バズらせたいという気持ちはゼロではないですが、まずはそれぞれのSNSツールのテクニック各論にハマる前に俯瞰しておさらいしたいと思っていました。
そんな折、ブログ飯・染谷昌利さんのオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」経由で同じくサロンメンバー敷田憲司さん(と室谷良平さん)の著作「1億人のSNSマーケティング: バズを生み出す最強メソッド(エムディエヌコーポレーション刊)」を恵贈いただきましたのでレビューいたします。
さて、先に感想を述べます。
本書は、SNSマーケティングを担当する部署に配属された社員さん、あしたからTwitterアカウント(Instagram)やってねと振られたスタッフさんに是非抑えておいて欲しい本です。
Twitterなら中の人のツイート、Instagramならインフルエンサーのやり方に目が行きがちです。
それと同時に、ブランド、ショップのマーケティング活動全体の中でどんな役割を果たすのか、そのSNSツールはどんな特性がありそれをどのように活かすのかを理解するのに良い本だと思いました。
これからインターネットのことやマーケティングのことを勉強しようと思って本書を見つけた方に、どういうスタンスで読んでもらったらいいのかなと思いつつ、感想を書いてみました。
専門用語がてんこ盛り
本書は、マーケティングの本であり、Web(SNS)の本でもあります。
いきなりアーンドメディア、オウンドメディアからはじまりサービス名、技術用語、CPA、PPCなどの3文字略語が降ってきます。 さらに、PESOやPEST分析などのマーケティング用語もあらわれます。
マーケティングもインターネット用語も慣れない初学者の方には大変だと思います。
専門用語、3文字略語などは適宜欄外で説明がされます。
マーケティング用語を目にするのがはじめての方は、マーケティングの本も機会があれば読んだ方が良いですね。
Chapter1と2は気合いを入れて読み進めてください。 ここを乗り越えれば、徐々に読書スピードはあがると思います。
SNS別の活用法はChapter4から
戦略、シェアされる心理などのツールによらない考え方のあと、Chapter4からSNS別の最新活用法が解説されます。
SNSは紹介順に、Instagram、Twitter、Youtube、TikTok、Pinterest、Facebook、LINEです。
やはりこの順は、ブランディングやクチコミを起こしやすい、やり始めるのが簡単、な順なのでしょうおそらく。
Instagram、Twitterは両方でもどちらもで始めた方が良いですが、TikTokは最近対中国政策の絡みで利用禁止にする国も出てきたので、リソース全振りでTikTokを始めるのはやめておいたほうが良いと思います。
Instagramは、投稿内容以前にやったらいいこと、やってはよくないことが明確にあります。 P.99の「人気投稿に入るためには」で詳しく具体的に書いてありますので、これはぜひ本書を手に入れて確認してほしいです。
こういうのは書籍のいいところ、ググったらネット上のどっかに書いてあるのだけど、内容が散らばってたり、初学者にはなかなか見つけにくかったりだと思います。
SNSの運用成果を分析する
Twitterはアナリティクス、Instagramにはインサイトがあるのでユーザーの反応はそれぞれ参照して、どの投稿がウケたのか分析できます。
ぼくがなるほどなと思ったのは、P.141のクチコミ分析(検索)する際のワード分類です。 これは、P.186の「SNS検索とエゴサーチ」と合わせてチェックしてほしい。
クチコミの分析ツールもありますが、まずこのようなキーワードと合わせてざっと調べてみるのが良いのではと思いました。
まとめ
紹介したトピックのほか、OGPの設定方法が具体的に指南されてたり、「バズを生み出」せるかもしれない下ごしらえが満遍なく網羅されています。
Twitterの担当をやれ、Instagram投稿しろっていきなり無茶振りされた担当者さんに、ツールに慣れた時にざっと確認してほしい内容でした。
ぼく自身も、全体を俯瞰できたこと、知らなかったテクニックを知れたことが収穫でした。
余計かもですが、
最後に付け加えたいのは、Instagram、Twitter、フォローを増やすツール、投稿を見ていいねを自動でするツールが有料サービスがあります。
この手の自動化ツールは各SNSのガイドラインに反しているものが大半なので、安易に使わないようにしましょう。いきなりアカウントが停止されるリスクがあります。
そんなツールに頼らずに、本書を理解してバズを生み出しましょうね。
以上です。