お世話になります。戎井@ALPHAです。
パソコン操作、どれくらい速いですか?
ぼく自身は仕事でパソコンを使い始めて25年、WindowsとMacは半々くらいです。
前半はシステムエンジニア的な仕事をずーとやってまして、当時も今も周りはIT系、Web系の方達が多いので、その方々に比べても、パソコン操作の速さは平均的なほうだと思います。
かつて一度、同世代のパソコンを使うのが仕事のメインではない人の前でパソコン仕事をちらっとする機会があったのですが、そのとき、その方がとても驚かれたのですね。
作業がめっちゃはやーって。
パソコンを余り使わないおじさんが見ると神の速さみたいだったようです。どうも。
そんな感じのおじさんなのですが、今回、ブログ飯・染谷昌利さんのオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」経由で同じくサロンメンバーの森陽子さんの著作「サクサク片付く! パソコン時短術 完全マニュアル(秀和システム刊)」を恵贈いただきましたのでレビューいたします。
本書はパソコン操作に習熟したいと思うどちらかというと初心者さん向けだと思いますので、ここは視点を変えて、パソコン操作に習熟したおじさんが、ここで紹介している時短術をどれだけ使っているか(なにを知らなかったか、使っていなかったか)を紹介します。
ということは、同じくパソコン操作に習熟した方もぼくが紹介するところを重点的に読めば、まだまだ時短できるということになると思います。
前置きはこれくらいにして、Chapter数6,セクション数(時短術の数)96のうち、しらんかった、使ってなかったけど使ってみようかな、という技をピックアップしていきます。どんな感じの時短術が紹介されているのか、購入の際の参考にして下さいね。
Chapter 01 慣れないWindows10もサクサク使う
さすがに、このレベルは概ね知っていましたし使っていました。 まずは、ショートカットの基本中の基本、コピー&ペーストから。 順々に確認していくと、お、マジかというのが1つありました。
01-19 画面の一部分だけをキャプチャして資料に貼り付ける
画面の一部分のキャプチャ、ぼくはずーっとアクセサリの中にある「Snipping Tool 」を立ち上げて使っていました。 ショートカットがあるのかよ。というか、なんでSnipping Tool があるんだよ。 もちろん、画面全体、最前面のウィンドウのキャプチャをするショートショートカットから紹介されています。
詳しくは、本書にて。
Chapter 02 1日で最も使うソフト Excelを攻略すれば劇的時短
Googleのスプレッドシートも普及してきたとおもいますが、やはりExcelは無くてはならないですね。日本の働く人に1番使われているソフトではないだろうか。 さて、このChapterにはいくつか知らないのがありそうです。
02-14 行/列の選択をショートショートカットキーで素早く
恐らくこの文言を見て、そんなの列のアルファベットか行の数字をクリックすればいいだけやん、と思った人が多いのではないだろうか。
ここで紹介しているのは、任意のセルを選択した状態で、そのセルが属する行、あるいは列を選択するショートカットです。 選択しているセルが単一か複数か、選択したいのは行/列の端までか、データが入っている表の範囲か、それぞれにショートカットがあります。 Excel表のコピペ作業が多い人はかなりの時短になるではなかろうか。
詳しくは、本書にて。
02-17 合計値を一瞬で求める
そもそも、合計値を求めるのに「=B5+C5+D5+E5」ってしてませんよね。 計算機で計算して入力してませんよね、まさか。
合計値をもとめるのはSUM関数なのですが、リボンにオートSUMボタンがあるのでポチってやってしまいがちです。 それでも十分速いと思いますが、ショートカットも使ってみましょう。 数字が並んだ行や列の1番端の空白セルでこのショートカットを咬ませば、連続したセルの値の合計値が表示されます。 この時短術は、おそらくぼくが紹介する中でも1番利用頻度が高く、効率化も大きいのではなかろうか。
詳しくは、本書にて。
02-18 重複データを一瞬で削除する
02-19 重複データの有無を一瞬で確認する
データの重複解消に、これはセットで覚えておいた方がよいですね。 重複があるかどうかとあったら消す。 どちらもショートカットじゃありません。 知っていたら通っぽい。
詳しくは、本書にて。
02-21 区切り文字を含む文字列をセルに分割する
これは、知らなかった。この機能はいつからあるのだろう。
不覚度でいうとこれが1番不覚に思った。 たとえば、この本の例で言うと「ハイフン」で区切ってセルで分割する作業、ぼくはこういう局面ではテキストエディタに貼り付けて、区切り文字をタブに置き換えて、Excelにもどって貼り付けていました。(Excelはタブ区切りなのです)
これを知っていると便利なのは、インターネット上のウェブシステムなどでダウンロードしたCSVファイル、たいていCSVファイルをダブルクリックするとExcelが起動して表示することが多いと思います。この時、ファイルの中の文字が文字化けすることが多いのです。こんな場合は一旦メモ帳で開いてからそのままExcelに貼り付けて、この時短術を使えば良いですね。
詳しくは、本書にて。
Chapter03 文字入力を効率化してWordを快速に
Chapter04 メールの処理を半分の時間で終わらせる
さて、Wordとメールです。 Wordは知ってたけどそんなにWordを使わないし、メールはブラウザ上でGmailなのでパス。 たんにぼく個人の事情なのでごめんなさい。
どんなトピックがあるかは、こちらの秀和システムの紹介ページにある目次を参考にして下さい。
http:// https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798060859.html
Chapter05 効率的にインターネットを閲覧して素早く情報収集
このチャプターはGoogle Chromeの時短術です。 大前提として、Edge使ってないですよね。 I.E.使ってるなんて令和のご時世、切腹者ですよ。 (社内業務システムの利用環境がI.E.ですという方、同情します)
05-08 縦長のWebページ全体を一枚のスクリーンショットに撮る
これは、前から知ってました。 重宝しています。
ランディングページとか、スクロールのみで構成されたWebサイトをこんな感じですって書類に貼り付けるときないですか。 画面上は表示されていない縦長のウェブサイトを表示されていない部分を含めて全てスクリーンショットを撮れるのです。
これは、ぜひぜひ知っておいて欲しい。
05-09 たくさん開いたタブをひとつにまとめる
これは知らなかった、というかそんなことができるとも思っていなかったのでそのまま沢山開きすぎてちっちゃくなったタブをポチポチ押してました。 知らなかったので、使ってみます。
Chapter06 スマートフォンアプリや外部サービスを活用してもっと効率化
06-15 Webサービスを簡単に連携できる「IFTTT」を使う
06-16 メールからチャットの時代へ!ビジネスチャットツールの「Slack」
ここのチャプターは、仕事柄もあってかだいたい知っているのだけど、この15と16は知っておいた方が良いし、使ったことがなかったら使ってみた方が良いですね。 今はこんな感じでアプリやWebサービスを便利に使っているし(IFTT)、Slack使うこと増えていくんじゃないかな。
最後に
パソコンのWordやExcelを学生さんやおじさんおばさんに教える機会もあるのですが、ショートカットを積極的に使っていこうとする人となんかかたくなに、まず"ちゃんとした"方法を覚えてからという方に別れますね。あ、あと無意識に使わない方。
パソコンで仕事をする人は、毎回毎日繰り返しある作業はショートカット、時短術を覚えた方がよいとおもうのだけど、なんでかたくなな人、無意識な人がいるのだろうと思います。
ここまで読んだ方は、意識的な方だと思います。ぜひ、本書をパラパラとめくって時短に励んだら良いと思います。
- 作者:森陽子
- 発売日: 2020/02/22
- メディア: 単行本
そして、最後に最大の時短術「ブラインドタッチ」、出来ない人はぜひこのサイトで練習して下さい。自転車乗るのと同じで毎日少しずつやってればいつの間にか出来ているはずです。