お世話になります。えびすい@ALPHAです。
風俗店の話題だから投稿を自粛しようか迷いました。
しかし、伝えたい気持ちが勝ってFacebookに投稿しました。
結果、この記事になりました。
素材は風俗店ですが、至ってまじめな話なので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
きっかけは、「いい感じのカフェ」や「肉肉しい料理の店」のCMでおなじみのハッシュタグ「#こんな感じでお店さがし」です。
半ば大喜利化しているこのタグを使ったTwitterの投稿にこんなのを見つけました。
出ませんけど#こんな感じでお店さがし pic.twitter.com/evCCrNnyMZ
— 津山っ子@2018年0勝1敗 (@kita41622668) 2018年4月2日
反射的にGoogleマイビジネスでは風俗店はカバーしていません、とリツイートしてみたものの、本当にそうなのか念のために確認しておこうとカテゴリ設定のところで検索してみたところ、風俗店が業種カテゴリにありました。
こちらはソープランド。
実際に検索した結果のスクリーンショットを見てもらったらわかるのですが、「ソープランド」「ピンサロ」はおろか「おっパブ」「ハプバー」「SMクラブ」までも、それも省略形の通称で検索結果が出てくるのです。
ソープランド。
ピンサロはピンクサロンという表記でカテゴリ登録されています。
おっパブは、キャバレー クラブカテゴリのようです。
ハプバーは、バーかアートギャラリーカテゴリになっています。
SMクラブは風俗店です。
高田馬場駅前の事務所で位置情報とともに検索しているので、近隣の大久保や歌舞伎町、池袋のお店が並びます。
検索結果は、Googleマイビジネスの仕様通り、近くのお店で検索時点で営業していて評価が高いお店です。
新宿で「ハプバー」と検索したとき、あなたは「ハプバー」とはなんぞや、と意味を知りたいのではなくて今そのカテゴリのお店に行きたいんでしょというGoogleさんの心配りの検索結果なのです。
そして、その検索結果上位3件に現れたお店は、カテゴリーはバーやアート ギャラリーでありながらも情報をたどっていくたしかに「ハプバー」なのです。
※「おっパブ」や「ハプバー」がなにかわからない人は、自分でググって調べて下さいね。
たとえばこういった検索を「国内最大級の店舗・施設の検索・口コミサイト」と謳っているエキテンでしてみるとどうなるか。
「ソープランド」を検索。
「おっパブ」を検索。
エキテンに風俗関連のお店が登録されていない以上、「国内最大級の店舗・施設の検索・口コミサイト」は実質的にGoogleになりますね。
エキテン以外にも店舗・施設紹介サービスのサイトにYelpやFoursquare、トリップアドバイザーがあります。
しかし風俗関連店舗の扱いに関しては、そんなものは存在しないかのようにガン無視をしています。
その一方で、Googleはありのままの検索結果が返ってきます。
Googleは、とりあつかう店舗は常識や倫理や道徳や慣習で制約されるものではなくて、あるものはあるとおりに検索できるようにしなくてはならないって考えてるんじゃないだろうか。
ここで、Googleの使命と検索に対する方針をみておきましょう。
Googleの使命
Google の使命は、Google 独自の検索エンジンによって世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。
検索に対する方針
ユーザーを最優先する
Google はいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。
ウェブサイトの所有者をサポートする
オンラインで存在をアピールしたいサイトオーナーやビジネスをサポートします。
情報アクセスの機会を最大限確保する
Google は、自由で開かれたウェブを守るための取り組みを行っています
こちらから引用しました。
たしかに、この使命と方針に基づけば、実在するソープランドを検索結果に表示しなかった場合、情報の体系から欠落するし、一部のユーザーに有益な情報を提供できなくなります。
Googleはそのうち地球上にある全を具象抽象に関わらずタグ付けしてしまい、Googleを介して世界を認識する時代がくるんじゃないかな、と思ったりします。
以上