お世話になります。えびすい@ALPHAです。
たまに、マクドナルドでコーヒーの無料クーポンを配ってたりします。
もらったのを思い出して、使ってみようってなったとき、コーヒーだけで済まないことありませんか。
ついでにポテト頼んだり、ホットアップルパイ頼んだり。
「無料サービス」って大抵は、最初の第一歩の垣根を低くしていずれは課金してもらおう、っつうのが目的です。
マックのコーヒー無料クーポンの持つ意味は、多くの人がご存知でしょう。
それを知ってるから、ほんとにコーヒー1杯飲みたいときにコーヒー1杯だけ飲んで済ます、って人もいるでしょう。
で、マックの話は置いといて、無料ホームページ作成サービスの話。
ほんとに無料部分だけで満足できるのか。
どうなれば有料コースに引っ張られていくのか。
もしくは、無料部分のみ利用するのにうってつけな用途はどんな用途か。
考えてみました。
代表的な無料ホームページ作成を比較
無料サービスでの、機能・性能一覧です。
表にしてみました。2016年10月7日調べ。一部は、掲出されている情報を比較しやすいように単位をそろえたりしました。
サービス名 | 広告 表示 |
独自 ドメイン |
メール アドレス |
月間 帯域幅 |
月間 PV |
データ 容量 |
---|---|---|---|---|---|---|
WiX | ○ | × | × | 0.5GB | 1,667 | 0.5GB |
Jimdo | ○ | × | × | 0.5GB | 1,667 | 0.5GB |
webnode | - | ○ | × | 1.0GB | 3,333 | 0.1GB |
WordPress.com | ○ | × | × | 無制限 | 無制限 | 3.0GB |
ペライチ | - | × | × | - | 10,000 | 無制限 |
WiX、Jimdo、WordPress.comは広告が表示されます。
今どき、使っているツールの広告が表示されるのは非常にかっこ悪いので、商売に関するホームページに利用するのは向いていないと思います。継続してサービスを提供するなら、ホームページにはじめから独自ドメインを取得して設定したほうが、サービスを利用するほうも安心感があります。
事業を継続するのであれば、遅かれ早かれ、独自ドメインを取得するタイミングがやってきます。
なので独自ドメインを利用できる点では、webnodeがよいと思います。PV数換算で比べてみました。PVとはページビュー、 ホームページの閲覧数です。 ざっくりした計算での比較なのですが、PV数の制限がWiX、Jimdo、webnodeは微妙な数です。
ほとんどの場合、初めてホームページを作って公開しました、のようなケースは、月のアクセス数は1,000もいかないと思います。
今までの経験からだと、せいぜい4−500だろうと思います。
なのですが、Twitterで話題になったり、テレビラジオで紹介されたり、何かのきっかけでアクセスが急伸することがあります。
そうなると1日で数千PV、場合によっては数万PVいくことがあります。
そうなったとき、最初にあげたWiX、Jimdo、webnodeはすぐ表示できなくなります。
PV数上限に関して、WordPress.comは安心だし、PV数を保証しているペライチは比較的良心的だと思います。データ容量は、どれを選択しても変わらないと思います。
ホームページを一つ作る程度であれば、一番容量が小さいwebnodeの100MBでも十分です。
(10/13 追記:Jimdoも広告表示があります。追記しました。)
(注)帯域幅に関しては、ペライチは帯域幅でなく月間のPV数の上限として表現していたので、他のサービスも月間のPV数換算で表示してみました。
作成したホームページの容量を300KB(0.0003GB)と仮定したときのPV数です。
月間の帯域幅 ÷ ホームページの容量 で計算しました。
帯域幅とは、簡単に言うとホームページを置いている場所からパソコンやスマホまで、どれくらいの容量(通信量)を利用できるかです。スマホの通信制限のようなものです。
会社やお店のホームページページとして使えるか?
結論としては、使えない(使わない方がよい)、です。
使ったとしても、すぐ不都合を感じて有料プランに変更することになるでしょう。
マックのコーヒー無料クーポンを使おうと思って、行ったら我慢できなくてポテトも買ってた、というのと同じです。
会社やお店は、遅かれ早かれドメインを取得することになると思います。
独自ドメインは安価ですぐに取得でき、セットでメールアドレスが使えるドメイン取得サービスがあるので、先延ばしにする理由はないです。
その上で考えると、無料で使えるのはwebnodeだけです。
そのwebnodeも、会社やお店がちょっと話題になったとき、帯域幅が心もとないので、有料プランにするかレンタルサーバーを借りるほうが安心です。
懐の深そうなWordPress.comは、よさそうに見えて、広告付きですしね。
無料ホームページ作成サービスが向いている用途
継続性のない、独自ドメインを取ってまでやろうとは思わないサービスや告知ですね。
ただし、商品やサービスの一定期間の告知として、いわゆるランディングページとして使えるかと思いきや、その場合、アクセス解析などの使い勝手で制約が発生するので、思うように効果測定できないか、難しい、ということになると思います。
なにに向いているのか。
とりあえず、思いつくのは同好会やサークルの告知。
公民館や商店街を借りてやるような、一時的なイベントの告知とか。
団体でドメインをとったりホームページを作ったりまでいかない、ゆるやかなグループ、団体のイベント告知としての用途。限られた人にURL直接送ればいいようなレベル。
きちんとしたイベント告知になってくると、それ用のWebの告知サービスもいろいろあるので悩ましいところです。
似たような例ですが、町や村の商店会とかのページだとか、きちんと予算がつかなくてお金が使えないけど、団体やグループとして、なにかしら情報発信しなければいけないような時の用途。ビジネスでも、予算がつかない中でなにか試行を始めなきゃいけないような時。支払いが発生すると稟議書をあげなきゃならないから面倒、というケース。
そんな感じでしょうか。
あとは、有料プランを含めホームページ作成サービスを使うための練習に使うとか、かなあ。
オススメは、WordPress.comを使ってWordPressの管理画面の使い方を練習する、です。
この無料プランで練習して、慣れたらロリポップやさくらインターネットのWordPress付きプランでホームページを始めるのがいいと思います。
これらレンタルサーバーの料金は、無料ホームページ作成サービスを有料に変更したときの料金の半額や三分の一程度で済みますからね。
まとめ
会社やお店を始めた人が陥りやすい、無料ホームページ作成サービスを利用してしまって、結果、相場よりも高いランニングコストを払っているっつう人が一定数いそうなので書いてみました。
インターネットとかホームページとかようわからんわ、という方を想定して書いたつもりですが、意味わかりますかね。
オススメは、格安レンタルサーバー+WordPressのテーマを作って取りあえず自作です。
低コスト、デザインの選択肢が豊富で、WordPressが利用できるスキルは当面無駄にはならないからです。
無料ホームページ作成サービスは、その使い勝手に習熟してもあまり使い道ありません。
有料プランの価格比較や、どこがオススメかはまた別途書いてみたいと思います。
以上。
宣伝です。
最近、街の飲食店って独自のホームページいらんのちゃうの、と思っています。
そんな思いでこんなサービスをしています。
ホームページがなくても簡単且つ無料でできる対策を伝授します。