お世話になります。えびすい@ALPHAです。
支持政党なしについての記事を二つ書いたのですが、連日アクセスが多数あって驚いています。
東京都の選挙ポスター掲示板での4連ポスター掲示、政策・公約一切なし、「支持政党なし」って書いて投票したらこの団体の票になる、前回北海道で当選しそうだった等々、結構話題を集めています。
なんなんだ、とネットで調べる人が多いみたいなので、ざっくり調べてまとめてみました。
「支持政党なし」とは
2016年参議院選挙に立候補している政治団体です。成立は2013年7月1日。代表は、佐野秀光氏。この選挙で、比例代表2名、東京都選挙区に4名、北海道、神奈川県、大阪府、熊本の各選挙区に1名、計10名立候補しています。
こちらの条件を満たせば、誰でも立候補できるそうです。
- 支持政党のない方
- 政策にこだわりのない方
- 党員の多数決の意志決定に素直に従い、使者となりきれる方
- 正業もつか、年金だけで政治家でなくても、暮らしていける方
- 供託金及び選挙費用を自ら用意できる方
(今回の参議院選挙分は当然もう締め切られています。)
公約・政策は一切なし、所属議員が当選したら、国会では議決が行われるたびにインターネットでアンケート調査を行い、この投票結果に基づいて割合投票で議決権を行使する政党です。
「支持政党なし」の歴史
「支持政党なし」直接の前身団体ではないですが、佐野秀光氏は代表として、2009年6月に政治団体「新党本質」を結成(「どうせ自殺するなら臓器提供を」がキャッチフレーズ)、2012年11月には、安楽死制度を創設することを目的に「安楽死党」と名称変更しています。
代表の佐野秀光氏とは
佐野秀光氏は1970年生まれで、現在45歳。 19歳の時家庭教師派遣会社をつくり、その後、株式会社情報通信ネットワークを興しました。
1989年、日本大学在学中に同附属高校生向け家庭教師派遣会社「日統一ゼミナール」を設立。1991年3月、自身を代表取締役とする株式会社情報通信ネットワークを設立。
この株式会社情報通信ネットワークの主力サービスは登記簿情報をオンラインで提供するサービスです。
今でこそ、公的サービスとして登記ねっとや 民事法務協会が運営している登記情報提供サービスがありますが、それ以前は競合が少なく、定常的に利用されるサービスとしてかなり儲かったんではないかと思います。
政治との関わりも、会社を立ち上げたころのようです。
1992〜3年頃(22,3歳頃)、自民党の青年部に所属していたそうです。
今回、「支持政党なし」所属で東京都選挙区から立候補している大槻候補が取材に対してそう答えています。
選挙の法律を徹底的に調べ上げた「支持政党なし」|最年少区議の選挙現場レポート | 伊藤 陽平 | 選挙ドットコム(ザ選挙)
最後に
ざっくりですが、まとめました。
最後の最後に、「支持政党なし」のサイトと佐野氏が代表をつとめる会社のサービス「登記簿図書館」のサイト、絵柄が似ていて微笑ましですね、と指摘して本稿を閉じたいと思います。
こちらは、株式会社情報通信ネットワークの「登記簿図書館」紹介ページ。
こちらが、「支持政党なし」の上部に表示される画像。
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