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えびすい@スマホアプリ開発のALPHAです。

アプリ開発会社をしてます。アプリ制作+メディア運営で喰っていきたいと思いつつ関係有る事無い事を書いていきます。

東京都よろず支援拠点ではなぜミラサポ専門家派遣が利用できないのか-完結編


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お世話になります。えびすい@ALPHAです。

これまでミラサポ専門家派遣、そしてそれを利用するための窓口、東京都よろず支援拠点に関して書いてきました。

blogs.alpha-com.co.jp

最後に、東京都よろず支援拠点の運営を委託している関東経済産業局に問い合わせて、なぜ利用できないのか、やっと理屈がわかったので書き記しておきます。

あらためて、ミラサポとは

ぼく自身、専門家登録ができたので、友人知人にミラサポに関して話してみたりするのですが、あまりの知名度不足に結構泣かされます。 たとえば、野球を全く知らず見たこともない人にイチローの凄さを説明するような感じです。つらいです。

ミラサポとは、経済産業省・中小企業庁が民間企業(コンソーシアム)に委託している事業です。

当初は、以下のコンソーシアムが受注したようです。平成28年度もほぼ変わらないと思うのですが、調べきれませんでした。もし違っていたらご指摘ください。

株式会社電通を幹事企業とする7社(他、公益財団法人日本生産性本部、全国地方新聞社連合会、株式会社パソナ、トランスコスモス株式会社、株式会社電通国際情報サービス、株式会社電通イーマーケティングワン)のコンソーシアムが受注。

こちらのブログより引用。 「ミラサポ」は第二の「J-SaaS」か? - 自称イクメン社長 サイボウズ青野のブログ

ミラサポの定義と目的。

ミラサポは、中小企業・小規模事業者等が専門家や先輩経営者、他の中小 企業・小規模事業者等とオンライン上で簡単につながることができ、時間と場所にとらわれずに手軽に国や公的機関等の支援情報を得ることができるとともに、経営相談、業務支援機能の活用ができる総合ポータルサイトである。

平成25年度末までに10万人の中小企業・小規模事業者等と、それを支援する4,000人の専門家等が参加し、日々利用されることを目指す。そのために様々な活性化策((5)参照)を企画し実行する。

平成25年度中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業(支援ポータ ルサイト構築・運営事業)仕様書より引用。

平成28年度は、中小企業庁の「よろず支援拠点・専門家派遣」予算として、59.7億円の予算がついています。

中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業(よろず支援拠点) 59.7億円
<平成27年度補正、平成28年度当初>
中小企業庁 経営支援課 03-3501-1763

●中小企業・小規模事業者が抱える販路拡大、経営革新、資金繰りなどの様々な経営 課題について、全国のよろず支援拠点で相談を受けることができます。
●経営診断や技能指導等の専門家の派遣を受け、3回まで無料でアドバイスを受けること ができます。 (平成28年3月14日から派遣受付開始)

中⼩企業・⼩規模事業者関係 予算・税制改正のポイントから引用。

東京都よろず支援拠点とは

上記の引用の通り、本来は「専門家派遣」の申込を含め、文字通り「よろず」相談にのってくれるところです。

東京都よろず支援拠点は、関東経済産業局の「平成28年度中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業(東京都よろず支援拠点)公募要領」によると、委託する事業内容の三つ目として

(3)ワンストップサービス
相談内容に応じて、適切な支援機関・専門家等につなぎます。
また、国や自治体の支援策を熟知した上で、活用を促すとともに支援施策の担当者につなぎます。
さらに、つないだ支援機関・専門家・支援施策の担当者等を通じてフォローアップを実施します。

とあります。
参考までに、予算規模等。

  • 拠点運営の予算規模 98,000,000円
  • チーフコーディネーターの日当50,000円
  • コーディネーターの日当25,000円

東京都よろず支援拠点の運営業務を委託されている組織とチーフコーディネーター(以下CC)。

  • 平成26年(2014年) 東京商工会議所 CC:金綱潤氏
  • 平成27年(2015年) 東京商工会議所 CC:金綱潤氏
  • 平成28年(2016年) 東京都信用金庫協会 CC:金綱潤氏

今年から窓口の組織は変わったものの、CCは当初から同じ中小企業診断士の方が3年間務めていらっしゃいます。

ミラサポ・専門家派遣の利用方法

ミラサポ・専門家派遣のメニュー内からの引用です。

まずは「よろず支援拠点」「地域プラットフォーム」にて無料の経営相談を受け、最適に専門家派遣の活用をしていただきます。
なお、専門家派遣事業をご利用いただく前に、ミラサポの会員登録・企業情報登録が必要となります。

「よろず支援拠点」「地域プラットフォーム」が専門家へ派遣申し込みを行います。

申し込みの流れ:中小企業・小規模事業者のみなさま | 派遣専門家 検索・申請|ミラサポ 未来の企業★応援サイト

この引用部分、あたかも検索した専門家を呼べるような書きようをしていますが、これは「過大な表現」もしくは「誤解をよぶ表現」です。
中小企業庁経営支援課と関東経済産業局に電話で確認をとったので間違いないです。

参考までに、平成28年度の専門家派遣の事務処理等実施機関、委託業務の予算規模は10億円です。 株式会社パソナさんが受託され、事務局を運営されています。

なぜ利用できないのか

前置きがとても長くなってしまいました。

なぜ、東京都よろず支援拠点からミラサポ・専門家派遣を利用できないのか。

よろず支援拠点での、相談員の方への相談の結果、相談員の方の判断で専門家を呼ばなくても課題解決できるケースもある。
だから、専門家派遣を保証しているものではない。
そもそも、そういう趣旨だそうです。

気になっていたのは、東京都よろず支援拠点には、「マンパワー不足でミラサポ・専門家派遣を利用できない」と説明されてきた点です。

その理由が、関東経済産業局を通じてようやくわかりました。

東京都よろず支援拠点さんが「マンパワー不足でできない」とおっしゃっていたのは、こういう理由からでした。

  • 専門家登録されている方と面識がない。
  • 紹介するためには、専門家と面識がなければ不安で紹介できない。
  • ミラサポに専門家登録されている専門家は数千人規模。
  • 到底一人一人会って面識を得る余裕(マンパワー)はない。
  • だから、ミラサポ・専門家派遣を利用して専門家を紹介できない。

うん。
理屈は理解できました。

ただし、3年間もコーディネーターを担当しているのに依頼元の要求仕様の一部を満たさないまま支援拠点の相談者を続けている中小企業診断士達に、相談に来る経営者達の経営課題の抽出と課題解決の助言が出来るのか、はなはだ疑問ですね。
まずはお国の施策をきちんと遂行するために、自分達の課題解決をしなきゃいかんのじゃないの。

民間企業の請負仕事だったらありえない事態だし、そんな理屈、発注元に理解してもらえないです。
というか、ほんとに理由がそうであっても口に出せないです。
金返せって言われますよ。

普通はね。

関東経済産業局さんはその点やさしいのかもしれませんが。
行政の優しさは、そんなところで表すものではないです。

だいぶ長くなったので、ではどうしたら利用できそうなのかは別の機会に。
お付き合いのある近所の信用金庫さんが一番可能性がありそうです。

以上。