↑すいません。フローリングの床に置いて撮影しました…。
お世話になります。えびすい@ALPHAです。
ぼくは、某所でWebサイト制作やらPHPやらWordPressを教えています。
インターネットとはなんぞや、とかプロトコルとは何、といったこと、本題ではないので都度都度簡単に説明するのですが、なにか簡易かつ網羅的に学べる冊子があればいいなあと常々思っていました。
この本読んどきゃいいよ、っていう本があればいいなあと。
まあでも、たくさんの技術書をぱらぱらめくって丁度いいのを探すほどの課題でもないしってほっぽっていました。
一度は、高校の情報処理の教科書がいいかと思って探したのですが、教科書って入手するのが大変なんですよね。
そんな折、SBクリエイティブから「この一冊で全部わかる Web技術の基本」を恵贈していただいたので読んだ感想を書いてみます。
対象読者
- これからIT系の仕事に就かれる方
- こらから社内の情報システムを担当される方
- Webシステムに関連する技術と実務を、幅広く、バランスよく学びたい方
と書いてあります。
あとから対象読者がカバーに記載されているのに気づいたのですが、実際そんな方に丁度いいと思います。
さらにですが、一読して思ったのは、Webに興味がある中学生、高校生でも十分に読みこなせる、平易でわかりいい記述だと思います。
アルファベット何文字かで表す略語にも、はじめて出た時点で読み仮名をふってあります。
この手の技術用語って黙読できるけど人と会話するときなんて発音するのか、思い込んでいた読み方と違ったりして、ということがあるのですが、その点、親切です。
見開き右側の図解がわかりいい
平易な説明とセットで、対応する図解なんかを右側のページに掲載しています。
この本のウリの一つなんですけど、これがとてもわかりいいですね。
こんな感じ。
今までわかりいい図解の本がなかったのかというと、ないわけではないのですが、こんな感じでトピックすべてにわかりいい図解や表を対で載っけているのはないのかな、と思います。
ぼく自身が勉強になったこと
きちんとコンピュータサイエンスを学んだことがなく、必要に応じて部分部分を身につけてきたので知らないポイントが散在するんです。
この本を読んで、へ〜って思ったこと3つ書き記しておきます。
ぼく自身がそう思っただけで、知っている人は知ってる当たり前のことなんですが。
インターネットとWebはそれぞれ別目的で作られたのですね。もともとは別のもの。正確に把握していなかった。知りたかったらP.14-15参照。
ついでに、欧州原子核研究機構の略称、CERNってセルンって読むんですね。ATOKでも「セルン」で変換したら「SERN」って出てきました。ずっと「サーン」と思ってました。(サーンでも間違いではないようなんですが)
全ページではないですが、欄外に豆知識が載っていてます。たとえばリクエストヘッダーフィールドの「Referer」、綴りが間違っているのだけど、技術仕様を決める際間違ったまま登録されてしまってそのままになっている、とか。へ〜、ですね。
最後に
最後のChapter 7 は、これからSEになるっていう人や、Webサービスを立ち上げたいっていう人のチェックリストに丁度いいですね。
本書が想定している読者、さらにこれからWebのこと勉強しようと思っている中学生、高校生にもおすすめの本だと思います。
ちょっと、べた褒めかもしれませんが…、とりあえずぼくは、そういう人たちがいたらこの本を薦めると思います。
以上。
- 作者: 小林恭平,坂本陽,佐々木拓郎
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/03/16
- メディア: 単行本
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