お世話になります。えびすい@ALPHAです。
今しがた教えてもらったんですが、こんなアプリ出ているんですね。
1年を72候にわけて、5日ごとに古くからの奈良のくらしのあれこれを配信するっていう無料アプリ。
こちらからダウンロードできます。
www.kurashikata.com
三宝(さんぼう)って知ってます?
今(12月29日)は65候らしい。
65候の記事。
三宝(さんぼう)の話題が載っていて、下市町は三宝づくりで全国シェア9割、そして下市町の三宝生産者はたった4軒という、驚きの内容。
ここが気になる コンテンツ更新料
うちはアプリを作る会社なので細かいところが気になるのですが、開発名義は出版の「平凡社」、ただ企業名の表記は極力抑えていてこの紹介サイトも「うつくしいくらしかた研究所」名義。
そして海外向けプレスリリースは電通と平凡社名義。
でも、実際は「奈良県」も一枚かんでいるみたい。
奈良県のプレスリリースは「わしらがリリースしたんやで!」ってニュアンスですが、電通の方は「平凡社とわしらで奈良県のために作ってあげたんやで」、というニュアンス。
こういうスキームをみて心配になるのは、奈良県庁のおっちゃんおばちゃん、うまいこと言いくるめられてへんかなあということ。
5日(1候)ごとにコンテンツを追加していくのですが、コンテンツ制作費で月に何十万円(何百万?)も払ってへんやろかという心配。
何十万円払って、写真利用1点3千円、実際執筆するライターさんは記事1本1万円で書いている、ということでないのを祈ります。
ここが気になる 英語版のこと
AppStoreのレビューにも苦情を書かれているのですが、起動したらいきなり英語表示。
Elk!、おお、鹿ってエルクやなあ、って、なんで英語やねん。
スマホの言語設定に応じてアプリの表示言語も切り替えろやコラ問題です。
電通、平凡社という名だたる会社と奈良県が組んでいるのにこの品質は最低最悪。
アプリ開発初心者さんが作ったとか、クラウドワークス、ランサーズ経由で10万円で作ってもらいましたっていうのなら許しますが。 開発費用いくら払ってますか? 奈良県庁さん。
余談ですが、英語のアプリ名、「72 Seasons Nara」にしてるけど、「Nara almanac」のほうがわかりいいんちゃうのと思うんですが…、英語ネイティブな人の意見を聞いてみたい。
ここが気になる シェア機能
たいていのアプリにSNSシェア機能がついてます。
これは開発者でも意見が分かれるかもですが、このタイプ、更新されるコンテンツが肝のアプリはWEBに記事のさわりを用意しておいてそこにアプリDLのボタン、iOSとAndroid両方を用意しておき、そのページをシェアすればいいのにと思うのですが、いかがでしょう。
このシェア方法だと、なんのアプリかようわからんし、Androidの人はどうするねんという状況。 (Androidの人がシェアしたらiOSの人はどうするねん、という事態になります)
ハッシュタグも、#naraって入れといたほうがええんちゃうのとか思ったり。
最後に
アプリを作る会社をしているので、すぐ粗探しをしてしまうのですが、基本的に写真もいいし、文章も落ち着いていて、海外向けの奈良アピールとしていいアプリだと思います。
コンテンツ更新型なので、年度の予算消化して次年度予算取れなかったら記事更新なし、ということの無きように運用していってほしいですね。
以上。
つか、余計なもの見つけた。
こっちは博報堂かい。
で、こんなのも。
まだ、奈良県による観光アプリ、いくつかありそう。
とっちらかし過ぎや。
それぞれ、利用ユーザーどれくらいか、とか検証をきちんとしている結果こうなったのであろうことをお祈り申し上げます。