お世話になります。戎井@ALPHAです。
「我が意を得たり!」とシェアした記事が、何年も前から定期的にバズっているああそれ前にも読んだよ的な読み物だったり、「ああほんと苦労したのね感動したわ」とシェアした記事が、広告記事だったり、そんな事態を避けたいですよね。
記事の出自がわからない、もしくはよくない引用だったり、そもそもサイト自体が怪しかったり、そんな読み飛ばすべきサイト・駄メディアを一瞬で見分けるポイントを伝授します。
1.記事の投稿日時が明記してある。
いつ投稿されたかは重要。
投稿日時を確認することで、間違って2年も3年も前の記事をシェアすることを防げる。
初出時以降に判明したことを記事に加筆修正した際、きちんとその更新日付を表示してあるのは、そのメディアへの信頼につながりますね。
シレッと元記事を修正して、なかったかのように振る舞うメディアもあるとかないとか、ですから。
2.文章の執筆者が明記してある。
執筆者のプロフィールや書いた記事一覧などが出てれば尚良い。
誰が書いたかは、その記事の信頼度につながる。
寄稿記事書いてる人でも、ちょっとこの人はどうだろう、という人がいますからね。
いいこと書いてるけど、いつもは危なっかしいこと書いてるからなあ、といった判断ポイントにもなりますね。
こちらは、投稿日時と執筆者明記の好例です。
出典:Appleはアメリカ政府に戦いを挑む。顧客のプライバシーを守るため
これは、BuzzFeedの記事冒頭。記事の初出日時と、更新した日時が明記されてある。
そして、執筆者はUS版を書いた記者と、日本語版に携わった記者それぞれを記載、さらにそこから簡単なプロフィールとこれまで書いた記事一覧にリンクが貼られている。
ネットメディアの記事としては、ヘッダにこの情報は必須だと思います。
記事への信頼度向上に不可欠だと思います。
ただ、投稿日時と執筆者が明記されていても、こういうメディアもあるということをお伝えしときます。
「”話し合えば分かる”はそういう意味じゃない」小池氏の主張に反響の声続々
ただのTwitter引用やん。
3.記事の配信元がリンクしてある。
Yahoo! Japanニュースは、当たり前ですが、きちんと配信元がどこなのか、記載されています。
出典:<参院選>共産、1人区擁立せず 他野党との競合区 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
提供メディアの一覧も用意されていますね。
ニュース提供社 - Yahoo!ニュース
ただ、こういうパターンもあるので、配信元や出典に見慣れない名称があったら、そしてどうしてもその記事を引用したければ、リンクを辿ってみることをお勧めします。
記事はこれ。
「10分で終わらせた仕事に、ナゼ高い料金を払わなければいけないんだ?」この”返答”に世界から称賛と納得の声-Cadot(カド) |
そして、出典欄に書いてあるリンク先の元記事がこちら。
It's worth my time.
元のサイトは9gag.comというサイトで、トップページの投稿をいくつかみてもらったらわかりますが、名前からも一発ネタサイトですね。
件の『「10分で終わらせた・・・』云々のネタにたいするコメント、世界から賞賛と納得の声ですか?
この記事のコメントには「グラフィックの修行に10年もかけんなよ。俺は3年だよ」といったツッコミがいっぱいです。
4.広告記事は、読む前に広告であることがわかるように明記してある。
タイムリーにこんな記事がありました。
グノシーのこの記事の冒頭からは、この記事が広告記事であることが一切分かりませんね。
キリン「氷結」の宣伝のために、さかなクンがスカパラと一緒に演奏してるんですよ。
出典:あの「さかなクン」がスカパラに電撃加入!華麗なサックス演奏が最高にキマってる! - グノシー
元記事はこちら。Curazyの記事。記事タイトルの右下に、「Sponsored Content」とあります。
一時期問題になってあまりにあくどいのはなくなりましたが、お金をもらって作った記事が配信先では、広告だということを示す文言が抜けて、あたかも通常の記事になってしまうという状態。
この場合、グノシー側では、記事の末尾にキリン「氷結®」商品サイトという文言に氷結へのリンクを貼っていますが、これでは事情をわかる人はわかるけど、わからん人はわからないままだと思います。
「広告です」と明記することと、商品サイトへリンクを貼ることは同じ意味ではないですから。
出典:あの「さかなクン」がスカパラに電撃加入!華麗なサックス演奏が最高にキマってる! | CuRAZY [クレイジー]
何を言いたいかというと、記事を紹介するときに、それが広告記事なのか、純粋にそのメディアの記事なのか、知った上で紹介したい、言及したいですよね、ということです。
ファンになっているブランドや商品は、広告をシェアすることもあるでしょうから。
その逆に、提灯記事にのせられて知らないうちに、広告記事をシェアしたくないですよね。
5.フッターかヘッダーから運営会社情報へリンクがある。
たとえば、グノシーにも記事を提供指定しているBUZZmag、どこのだれが運営しているのか、サイトには一切記載がないのです。
野菜でもテレビでも薬でも保険でもなんでも、今の世の中、誰が売ってるのか、誰がつくってるのか、わかって購入しますよね。
そして、わからないものは購入しないですよね。
購入するとき、生産、製造元をしらなくても、大概の商品は苦労なく後からたどれますよね。
このBUZZmag、誰が作って誰が提供しているかサイトからは一切不明なのです。
もしからしたら、どこかにリンクがあるのかもしれませんが見つけられませんでしたね。
出典:BUZZmag | こころおどる話題
以上、5ポイントでした。
引用しようとか、シェアしようとするときに、信頼できる記事かどうかの指標となると思います。
余談。こんなスマホアプリがあるのか・・・。
「Forest はあなたをケータイから離れるのに役立つアプリです。」