お世話になります。えびすい@ALPHAです。
「せどリンクUS」がどんなアプリか?はここから、
ダウンロードはここからお願いするとして、
そしてそれにまつわる深〜い話、ちょっとイイ話は、別の機会に譲るとして、
そもそも、「せどり」って知ってますか?
古くは、平安時代の書物に以下のように記されています。
おとこもすというせどりというものを、おんなもしてみむ、とてするなり。
それのとしの12月の20日あまり1日の日の戌の刻に門出す。
土佐日記より
うそです。
ひらがなで「せどり」と表記していますが、漢字で書くと3とおりあります
せ‐どり【背取り】
古書業界で、転売を目的として同業者や愛好家から古書を買い取ること。
特に、掘り出し物を見つけて高く転売すること。→競取 (せど) り
せ‐どり【▽競取り/×糶取り】
同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。
また、それを業とする人。→背取り
※goo国語辞書で調べました。
背取りが競取りを指して、競取りが背取りを指しているので無限ループですね。【esc】キーでも押してみてください。
どちらも、転売して差益を稼ぐという意味では同じです。
背取りは、本の背表紙をチェックして抜き出すところから「背」と書くのでは言われています。
インターネットがない時代から既にあった商行為です。
21世紀の「せどり」とは
21世紀のせどりは、インターネットとAmazon(とBOOKOFF)ありきでしょうね。(+GEOもかな)
おそらく、本、CDあたりから始まったのだと思います。
これは仮面ライダーアマゾン 。
ではなくて、Amazonの話から。
amazon.co.jpのマーケットプレイスで中古本を出品した場合、Amazonで決められた最低の送料を買った人に請求できます。
ぼくの記憶ですが、2000年代、その送料設定が250円。当時、書籍小包やメール便などを使えば実際にかかる送料は100円程度だったと思います。
古本屋は、同業者の組合市場というものがあり、そこから本を仕入れるとき、一山いくらで本を仕入れなければならないらしいです。
一山いくらの、従来は店頭の100円、50円ワゴンセール対象だった本が、Amazonのマーケットプレイスができたので、出品しておけば、本体1円に設定しても251円(粗利150円)で売れるかもしれないということになったのです。
店先に出しているより、Amazonに出して検索に引っかかるようにしておけば、見込み客はAmazonユーザー+ネット検索する人たちなので、売れる可能性も高くなるわけです。
→Amazonの日本進出は2000年11月1日、マーケットプレイスオープンは2002年11月6日です。
そして、BOOK-OFFの出現。
それまでは、古本屋の目利きが顧客から仕入れるか、一山いくらの市場を通してしか流通していなかった古本が、バイトのマニュアル仕入れによる、一般消費者からどんどん本を仕入れる古本屋チェーンができたのです。
マニュアル仕入れなので、出すところに出せば高値がつく本も、タダか10円20円レベルで仕入れられ、数百円レベルで売られるチェーン店網ができたのです。
本好きで目ざとい奴らは、このあたりからネットと、主にBOOKOFFを利用したせどりを始めてるのだと思います。
→BOOKOFFは、1990年5月に直営1号店をオープン。
2000年5月には、500店舗を達成、同年9月、TSUTAYAにフランチャイズ加盟しています。
なので、2003,4年くらいから徐々に、本から始まって、CD、DVD、ゲームと広まっていったのではないかと思います。
→ちなみに、GEOは2000年にナスダックジャパン(現新JASDAQ)に上場、その後次々と潰れかかった電器店を吸収合弁していきます。
その後、amazonやBOOKOFFの取り扱い品目が増えていく一方、徐々にデフレになっていく中、副業をしてすこしでも収入を増やす手段として広まっていったのだと思います。
To be continued.
>>続編は、こちらです。
To Be Continued (エルトン・ジョン)