お世話になります。えびすい@ALPHAです。
数日前に、こんなチラシが郵便受けに入っていました。
「29日は肉の日」「290円引」の文字が目に飛び込んできます。
ガツ盛りチャーシュー専門店
チャーシューや極厚の文字も同時に飛び込んできて、ああ、西早稲田2丁目の「パスタリング」や「牛の家」があったところにできたラーメン店だと認識できました。
店名は、ガツ盛りチャーシュー専門店WILDラーメン。
一年もたたずにどんどん店が変わっている場所なので、この場所でどんな戦いがまた始まるのか見守っている場所です。
店構えはこんな感じ。ティーヌンの右隣。
いろいろ考えさせられますね。
学生が多いから、だからそういうコンセプトなの?とか、ラーメン二郎なんかは、出てくるラーメンは結果的に大盛りだけど、ラーメン二郎が好きな人は「大盛り!」を食べに行くのではなくて、「まし」や「ましまし」を注文して食するのを好んでいるのであって(というぼくの理解)、いや〜、う〜ん、という感想です。
食べる前のエピソード
チラシを見た人も多いだろうし、「290円引き、500円!」というA看板も歩道に出しているし、店に着いた13時40分頃には、前の歩道に5,6人並んでいました。「ガードレールに沿って並べ」という紙も貼ってあります。列の後ろに並んで待ちました。
随時、店の中から店員さんが並んでいる客を一人、二人と招き入れ、並ぶこと10分くらいでようやっと、列の先頭から二人目になりました。
そのとき、フラーと歩いて生きた30才前後とおぼしきお兄さん、看板をみて一考した後、そのまま店の中に入っていきました。食券を買って、カウンターに座るのが外から見えます。
店員も普通に食券を受け取っています。
ぼくの前に待っていたおじさんは苦笑してます。
そのおじさんが招き入れられたとき、彼はお小言を店員さんに言ったみたいですね。
ぼくの後にも2人くらい並んでいたのですが、さらにその後から来た人は、ぼくの目の前に佇みはじめて、店の前のおじさん、おにいさんたち4,5人は、並んでいるのかいないのか、ようわからん状態になりました。
ぼくの後ろにいたお兄さんがスマホに熱中していて2mくらい間が開いていましたので。
ぼくが招き入れられたとき、というか、店員も誰が先頭か認識できず、自分から進み出たのですが、店の前にたたずむ人たちは客観的に列とは認識されないような感じになっていたので、一応、店員さんに並ばせるんだったらどんな状況か確認ぐらいしておこうよと言ってあげて、ようやっと列になっていないのに気づいたようでした。
食べた後、そして
お小言を言ったおじさんは帰り際、厨房でラーメンを作っている店主とおぼしき方に「すいません、今後こんなことないようにします」って声かけられていました。
そのだいぶ後にぼくが店を出るときには、普通に「ありがとうございます。」でした。
なにを言いたいのかというと、客の列をみていた店員はかなりなぼんくらだから早急にどうにかしたほうがいいよ、ということです。 5,6人位しか並んでいないのだから、どんな風貌の客が並んでいて、つぎは誰の番なのか把握しとけよ、ってこと。そして、一人一人わざわざ招き入れているんだから、招き入れていない客が入ってきたら、それがどういうことなのか理解してくれよ、ということ。
そして、おじさんがわざわざお小言いってるんだから、その後にもう一言いったおっさん(ぼく)にも、あまりいい思いしていないのだから、店出るときに「ごめんなさいねー!」くらい言ったらいいのに、と思いました。
このホール担当の店員、ラーメンを待っている間や食べている間も動きを見ていたのだけど、なんでわざわざラーメン激戦区高田馬場・西早稲田で客がたくさん来ると予想されるこの日にこの人を使うのか。
店で働くのが初日であっても、もう少し何か、せめて積極的に声を出すとかできないのかねと思いました。
西早稲田のラーメン店事情
高田馬場はラーメン激戦区と言われていますが、西早稲田もその範囲に含めて言うことが多いです。
そして、今や高田馬場駅付近と変わらないくらいではないかと思うくらいのラーメン店がひしめいています。
明治通りから東側、厳密な西早稲田に絞っても、老舗のえぞ菊をはじめ、天下一品、一風堂、やまぐち、ティーヌン、ココロバ、こころ、我羅奢、一条流がんこ、なんきち、しるし、最近オープンした北熊とこれだけあります。
早稲田大学付近もあわせるともっとありますね。
そして、はやるラーメン店、すたるラーメン店がくっきり分かれて、飲食店の入れ替わりがかなり早いです。
一風堂を展開している力の源カンパニーがかつて、現在マイバスケットがある場所に鳴り物入りで「ちゃんぽん太郎」を出店したのですが、撤退しています。
現在らあ麺やまぐちがある場所も、やまぐちが定着する前は、さいたま屋、桂花など、そこそこ名の知られたチェーン店が入っては消えしています。
○○ラーメン、地元では超人気なんですよと店主が誇らしげに語る店ほど、無残な撤退を迎えている気がします。
そんな場所です。そんな場所で平均点以下の接客をしていたらどうなるかは、想像に難くありません。
もしくは、どんな客あしらいをしても熱心なファンが来てくれるほどのラーメンかどうか、ですね。
食べたラーメンのこと
そんな出来事があったので、ラーメンなんでもうどうでもいい心持ちになっていました。
ラーメンは太い平打ち麺に、キャベツ、もやしとタマネギのみじん切りがのっています。
食べログに千石自慢ラーメンみたい、って書いてる人がいましたけど、なるほどそうだねと思いました。
昔はやった豚骨醤油ラーメン。
豚骨醤油ラーメンの範疇だと普通の味なんだろうけど、もうこの濃い味、しょっぱさ、ぼくはだめ。
若い人って味が濃いしょっぱいの好きというけど、ほんまなん?って思いますね。
チャーシューもね、1枚50グラムのが3枚のっかっているという触れ込みなんだけど、そんなごついの3枚も食べたいかというと、おっさんにしたら、そうでもないんだよね。
チャーシューが沢山のったラーメンが500円で、というよりはラーメンが500円、ワンコインで食べられるというほうに惹かれて行っているのです。
チラシにチャーシューを「6時間かけて作ってます」って書いてあるんだけど、ああそうなん、時間の問題なん?とか思ってしまう。
だったら食べに行くなよ、ということなんだけど、はい、もう二度と食べに行きません。
一連の出来事で感想がかなり変わりましたね。
カウンターにテプラで貼ってある「食べ終わりました丼はカウンターの上にお願いします。」の文字列がその複雑な感情に花を添えます。
最後に
不幸にもぼくが出くわした出来事に起因して、こういう感想になったのかもしれません。
一個人の感想なので、ぜひご自身で確かめてみてくださいませ。
千石自慢ラーメン、豚骨醤油というキーワードで思い出されたのが、学生時代、学生寮の面々と夜中にチャリンコに乗って食べに行った白山ラーメン。
白山ラーメン@新板橋〜道端飯の終焉、そして伝説へ : デウスエクスマキな食卓
道路端の小さなビルの一階だったけど、屋台でラーメンを作っていたお店。
ここ、おじさんがラーメンを作っていて、お姉さん(おじさんの娘だったのかな)が注文をとっていて、客は注文してから並ばずに歩道に三々五々たまっているんだけど、お姉さんが客の風貌と待っている場所を把握していて「そちらの帽子のお兄さん」とか「そこの4人組のお客さん」とか声がけしてくれるのでした、たしか。
最大30人以上は待っていたと思う。あれはすごかった。夜なので、街灯の明かりしかない状況です。
お姉さんの顔は思い出せないけど、声ははっきり思い出せる。
そういうのを思い出した西早稲田の豚骨醤油チャーシュー麺でした。
以上。