お世話になります。えびすい@ALPHAです。
久々に、高田馬場・早稲田通り界隈の飲食店事情です。
チャーハン専門店がついに閉店
以前より注目してきたチャーハンの店・叶家(かのうや)が閉店しました。
飲食店の試金石、賃貸契約更新(大抵、2年ないし3年)を超えられるか見守っていましたがついに力尽きた模様。
チャーハン専門店っていってオープンしたのに、ランチタイムに唐揚げ60分食べ放題をはじめたり、中華料理を小皿提供しはじめたり、今年に入ってのてこ入れ策はやはり功を奏さなかったのですね。
勉強になります。
跡地にわんたん麺の店が10月1日開店
その叶家の跡地の居抜きで「香港わんたん麺」が10月1日に開店しました。
わんたん麺税別850円です。
界隈の方、ご存知の方も多いと思いますがこのあたりは中華料理の店が集中しているのです。
同業種の店が集中して共存、発展するケースは有りますが、そこで各々の店が勝ち残るには何かしらの独自性、強みが必要だと思うので、わんたん麺でどこまで勝負できるか、ですね。
中華の店、直径100メートル内にこれだけ有り
ちなみにですが、これだけあります。
結構昔から有る「華翠苑」。
ボリューミーでリーズナブルな「東北餃子房」。
辛い石焼き麻婆豆腐や担々麺などで人気の「口福」。
短命な店が多かった場所でがんばって続いている、「美膳房刀削麺」。
そして、天下一品高田馬場店の上、用心棒Ⅱ階が閉店した後に出店したのも中華料理店。お店の名前は「創作料理食彩酒場」なのですが。
この店ではわんたん麺680円。
ラーメン店もこれだけある
このラインナップに周囲のラーメン店も加えたら結構な数ですね。
らぁ麺やまぐち、一風堂、まぜそばしるし、元祖一条流がんこ西早稲田店、鶏そばなんきち、天下一品高田馬場店、えぞ菊戸塚店。
そして忘れてはいけないのが、甘味処の伊勢屋さん。
ちょうど香港わんたん麺さんの斜向かいです。
タンメンがおいしいっていう、隠れた人気店。
すべて、「香港わんたん麺」を中心にして半径100メートル以内にあります。
というか、書いててこれだけ有ったのだという驚き。
まとめ
早稲田通りを歩いていて思うのは、老舗は昔から有り続けるから変わらない風景に見えるかもしれないけど、その狭間に有る飲食店は、がんがん変わり続けているということ。
あたりまえだけど。
早稲田通りだけじゃなくて、各地にある繁華街もそうだろうけど、ほんとお店を出すなら緻密に緻密に計画をたてて、誰にも負けない強みを考え抜いて、相当な覚悟をしないとって思うのだけど。
大抵の人は自分はそれができていると思って出店するんでしょうね。
野村監督の言葉に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」って言葉があるけど、ほんと早稲田通りの飲食店の移り変わりを見ているとそう思う。
なんであの店流行ってて続いてるの? というケースはたしかにあるんだけど、ダメだったね、なくなっちゃったね、という店は定石がありますね。
これはこれで、いずれまた書いてみたいと思ってます。
店の前を通っていて感じる、ああ、苦しいんだな、もう閉店しちゃうかなサイン的な。
飲食店「Not To Do リスト」なんてね。
以上。