結論から言う。
スマホゲーム、ポケモンGO上のスポットであるポケストップやジムが身近に存在しない町や村に住んでいて、今の暮らしの便利さを今後も維持したいなら、その町や村から引っ越ししたほうがいい。
ポケストップやジムはどんな経緯で登録されているか
ポケストップやジムは、ポケモンGOの開発元・米ナイアンティック社が先にリリースしているスマホゲーム「Ingress」内のスポット「ポータル」の場所の一部を引き継いでいる。
このポータルは、Ingressのゲームユーザーが登録した、その土地土地の名勝旧跡モニュメントや公共施設などが元になっている。
ポケストップやジムが存在しない理由は
あなたが住む町や村でIngressのユーザーがいなかった、もしくは、いてもポータルの登録を申請しなかったということだ。
さらに突き詰めていくと、このような原因が考えらる。
- スマホゲーム、位置ゲームに興味ある人がいない
- (その時々の)最先端のものごとに興味がある人がいない
- そもそもスマホ人口がすくない
- そもそも若者人口がすくない(20〜30代が少ない)
- そもそも人がいない
地元唯一の鉄道駅や道の駅がポケストップになっていなかったら、その地は通りすがりのゲームユーザーもいなかったか興味を示さなかった、かなりの過疎の地だ。
そして自宅の敷地ならいざ知らず、数少ない町の主要ポイントに設定されていたスポットが早々に削除申請されていたなら、おそらくそのあたりは、頭が固くて直情型の人が仕切っている土地だろう。
住みづらい土地だ。
なぜ離脱すべきなのか
人がいない、若者がいない、といったことは地方共通の課題だろう。
さらに、ポケストップやジムがない(ポータルがなかった)ということは、周りの人からも興味を持たれる地でない、住む人も新しいことに興味がない、とりあえずやってみようというスタンスの人がいなかった、ということだ。
その地域で、町おこしやら村おこしやら、なにかの試みがあるかもしれない。
でもそこは、そもそも人がいなくて、かつ新しい取り組みに保守的な地域だろう。
しかるべき人が補助金や助成金の恩恵にあずかり、その試みが成功する確率はかなり低いだろう。
そこは、おそらく緩慢に消滅に近づく土地だろう。
学校も廃校になり、公共交通の路線が廃止され、通院するのがことさら不便になり、働き口もなくなるかもしれない。
いずれ、今の暮らしの便利さは維持できなくなるだろう。
最後に残るのは、代々その地方自治体の首長や議員をしている土地の名士と、名所旧跡の真ん前でどっかりと駐車場、土産物屋、旅館を営んでいる人たち(往々にしてその本人か関係者が首長や議員だったりする)、巨大ショッピングモールに土地を貸すことになった地元の地主、そして、役場の公務員、自給自足に近い生活をする年老いた農家。
民間サラリーマンは絶滅する。
ポケモンGOのマップは町の活力を可視化する
今までポケモンGOを静観していた地方のおっちゃんおばちゃんも、手元にスマホがあるのならポケモンGOをダウンロードして画面をみたらいい。
それがあなたの住む町の未来の姿だ。
ゲーム画面の視界の中にポケモンGOのスポットはどれだけあるだろうか。
数少ないポケストップに始終さくら吹雪が舞い散っているなら、そこはもしかしたら、何とか踏ん張って町に活気を起こそうとしている人がいるのかもしれない。
以上。