えびすい@ALPHA公式ブログ

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書籍『Excel 最強の教科書[完全版]』は最強の教科書となり得るか

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お世話になります。えびすい@ALPHAです。

ブロガーさんたちが書評を書きまくるこんな仕組みがあります。

someyamasatoshi.jp

何度か書評というか感想を書かせていただいていますが、今回セレクトしたのがこの本です。 『Excel 最強の教科書[完全版]』、SBクリエイティブさんから恵贈頂きました。

なぜこの本を選んだかというと、ぼくはとあるところで講師をしていて教える科目の中にExcel(というかマイクロソフトのOffice全部なのですが)があるからなんですよ。

基本をきちんと押さえていて、その遙か延長線上に、小難しい機能が実際業務でどのように使えるのかまで押さえている本があるといいなあと思っていたのですが、この本がそれになり得そうです。

かいつまんで3点ほど紹介します。

単なる機能の羅列ではない構成

Chapter1は基本中の基本なので、記述通りに操作してみるしかないです。 前半のポイントは「Chapter2 仕事が速い人は知っている 1つ上の"見せ方"テクニック」ですね。

ずっとExcelを仕事で使ってる人はなんとなく身につけているだろうけど、初心者だと「え、どうするの?」と思うテクニックです。

たとえば数字を表示上指定した桁数分ゼロ埋めする方法、「0001」といった具合にしたい場合、どうするか知っていますか?

わからなかったら、P.73を参照しましょう。 (セルの書式を思い浮かべたひとは偉いです)

業務のスピードを加速させるアドバイスが豊富

「Chapter5 作業スピードを劇的に向上するショートカットテクニック」としてまとめられています。

ショートカットが順に紹介されているのですが、このChapterの最後は「手間やケアレスミスを激減できるショートカット10選」です。

このなかで、参照元のトレースとか参照先のトレースのショートカットキーが説明されています。

トレース自体、数字が合わないときとか想定と違うとき、どこが抜けているかもしくはどこを余計に参照しているのか確認するのに便利なのですが、さらにそのショートカットの説明がなされている、ということです。

そして、このページに限らずなのですが、元になる機能、操作が説明されているページは何ページか、ということも表記されています。

これ、意外と便利ですね。

データ分析の基礎が網羅されています

Chapter7は、データ分析をトピックごとに紹介されています。

これなー。

おそらく、フツーのよくある中小企業さんはここまでは業務で使わないだろうなと思ったり。

しかし、きちんと使いこなせて自分ちのビジネスを分析できればかなりな確率で無意識に渡っていた危ない橋を渡らずに済むのになあと思うのです。

たとえば、ゴールシークを使って目標利益から必要な回転率を割り出す、とか。

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最後に

いわゆる、一般的に教材に使用するExcelの教科書は、これより値段が高くてさらに基礎応用2冊あったりします。それを考えたら、かなりお得だなとも思うのですよ。

これ一冊こなしたら、自信を持ってExcelが使えますと言ってよいと思います。

以上。

Excel 最強の教科書[完全版]――すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術

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